子どもたちには、自発的に読書を楽しんでもらいたいですよね。
親として、子どもに本を読む習慣をつけてもらいたいと思っても、本人にやる気がなければ続けるのは難しいものです。
今回は、小学生の娘が「ヨンデミー」というオンラインで受けられる読書教育のサービスを体験してみました。
実際の体験談や、特徴についてお伝えします。
ヨンデミーとは?
ヨンデミーは、読書教育をオンラインで学べる習い事です。
AI司書である「ヨンデミー先生」が、子どもたちに適した本を選んだり、読書の楽しみ方をサポートしてくれます。
読書を続けることで、読解力や表現力、思考力、そして想像力を養い、子どもの知識と感性の成長を促します。
基本情報
ヨンデミーでは1日1回、AIのヨンデミー先生からミニレッスンを受けることができます。
読書の楽しみ方を教えてくれたり、おすすめの本を紹介してくれたりします。
会社名 | 株式会社Yondemy |
推奨年齢 | 6〜12歳 |
月額料金 | 2,980円 |
公式HP | ヨンデミー公式HP |
料金
入会金はかかりません。
月額料金は、初月無料で、2ヶ月目以降は月額2,980円となります。
きょうだいで入会する場合は、2人目以降の月額料金が1,000円割引され、1,980円になります。他のプランや追加サービスもなく、シンプルで分かりやすい料金設定です。
対象年齢
推奨されている年齢は6〜12歳です。
ヨンデミーでは、子どもが自分で絵本を読めるようになった頃からの利用が推奨されています。
読み聞かせの時期が終わり、特に小学1年生から4年生頃の子どもに最適で、自分で本を読み始めたタイミングで始めるのがおすすめです。
30日間の無料体験が可能!
ヨンデミーでは、30日間の無料体験が利用できます。
今回、小学2年生の娘がこの無料体験に挑戦しました。
クレジットカードの登録が不要なので、自動的に料金が発生する心配もなく、安心して体験できます。
無料体験の手順は、まずメールアドレスの登録、次に本登録、最後にLINEアカウントの連携という流れです。
メリット
普段手に取らない本との出会い
子どもや親が自分で本を選ぶと、どうしてもジャンルが偏りがちです。
ヨンデミーでは、これまで読んだ本の感想や好みをもとに、AI司書のヨンデミー先生が「この本を好きなあなたには、こちらの本もおすすめ!」と一人ひとりにぴったりの本を提案してくれます。
娘が選んでもらった絵本は、どれも初めて読む本で、さまざまなジャンルの本を楽しむことができました。
ストーリー仕立てで楽しみながら継続できる
ヨンデミーにはRPGゲームのような要素が取り入れられており、ストーリー性が楽しみながら読書を続けるモチベーションになります。
「みんなが読書をしなくなり、図書館が衰退してしまいました。あなたが本を読んで図書館を復活させよう!」というストーリーで始まり、読書を進めるごとにまるで図書館を救う主人公になったかのような気持ちで、楽しみながら本を読むことができます。
ヨンデミー先生とのやりとりが楽しい
読書のレッスンは、ヨンデミー先生とチャット形式で進みます。
娘は毎日、ヨンデミー先生とのやりとりを楽しみにしていて、本を読むことがどんどん楽しくなっていました。
本を読み終わり、感想を送ると新たな「おすすめの本」が届くため、次にどんな本が届くのか、毎回楽しみにしていました。
図書館と連携し、オンラインで本を予約できる
図書館で一冊ずつ本を探すのは時間がかかりますが、ヨンデミーは全国の図書館の蔵書状況を管理するシステムと連動しているため、アプリから直接本を予約できます。
おすすめされた本をアプリで予約しておけば、あとは図書館に行って受け取るだけなので、時間の節約にもなり、「図書館に行ったのに欲しい本がなかった」ということがなくなります。
読んだ本を視覚的に確認できる
読んだ本は「かんそうをかく」ことで記録され、感想は選択式なので、小学校低学年でも負担になりません。
感想を送った本は「どくしょかのしょ」に記録され、本の表紙が並ぶので、娘は毎回それを見て「こんなにたくさん読めた!」と達成感を感じ、さらにやる気が増していました。
読む力を育て、学びの基礎を築く
読書は勉強にもつながる大切な習慣です。
国語や算数の問題を理解するには、文章を正しく読み解く力が必要です。
読書を通じて「読む力」を育てることは、学習の基礎力を養うことにもなり、想像力だけでなく、勉強の基本となる力を身につける大切な方法です。
注意点
本は自分で用意する必要がある
ヨンデミーでおすすめされた本は、購入するか図書館で借りる必要があります。
本が自宅に届いたり、アプリから電子書籍として読めるわけではありません。
ヨンデミーは図書館で本を借りることを前提としたサービスなので、近くに図書館がない場合は、メルカリなどで本を探すのも一つの方法です。
本の解説や感想へのフィードバックはない
ヨンデミーは本の選書に特化したサービスであり、読んだ本の解説や、読解力を確認するような質問はありません。
感想を送る機能はありますが、それに対するフィードバックはありません。
感想は次の本を選ぶ際の参考に使われるようです。
ヨンデミーは「子どもが自分に合った本を楽しみながら読むこと」をサポートすることを重視しており、読書を通じて自然に「読む力」を育むことを目的としています。
料金が高いと感じる場合がある
月額2,980円のヨンデミーは、読書選書サービスとしては少し高く感じる方もいるかもしれません。
しかし、子どもの読書力や興味に合った本を個別に選んでくれ、読書を楽しく続けられるようサポートしてくれるので、「本を読む習い事」として考えることができます。
他の習い事と比べると、むしろ手頃な価格とも言えるでしょう。
毎月3,000円で2冊の児童書を購入するよりも、子どもに合った本を選んでもらい、幅広い読書経験を積むことが、読書習慣を身につける助けになるのではないでしょうか。
実際に利用してみると、図書館で本を探す時間が減り、月額料金が高いとは感じませんでした。